〇はじめに
「いつも肩こりがつらい」
「肩こりがひどいと吐き気がする」
「ひどい時には実際に吐いてしまう」
常にある肩こりって、本当にお辛いですよね。
何をしている時にも常にある肩こりにお悩みの方はとても多いのでは無いでしょうか?
「最近は薬を飲んでも効かなくなってきたから、違う対処法を知りたい」
「何か自分で出来る対処法はないのかな」
そんなふうに考えておられる方もおられると思います。
今回のブログでは、つらい肩こりに対して自分で行える、ツボを使ったセルフケアをご紹介させて頂きます。
肩こりが辛いけど家事や仕事で忙しく、病院や治療院に行く時間がなかなか取れないという方はぜひ1度お試しください。
〇なぜ肩こりが吐き気と関係する?
肩こりにお悩みの方からは、症状が酷くなると頭痛や吐き気を伴う事が多いとお聞きします。
では、なぜ肩こりがそのような症状を引き起こすのでしょうか?
それには様々な原因があります。
・自律神経のバランスの乱れ
自律神経とは、普段意識をしなくても体の色々な機能を調整する働きをする神経です。
呼吸や血圧、ホルモンバランスに関わり生命維持に非常に重要な神経です。
しかし繊細な神経でもあるために、ストレスや環境要因などの影響を受けやすい神経でもあります。
ストレスの多い現代社会では、この自律神経のバランスが乱れてしまっている方々非常に多いです。
強いストレスを受けると、体を活動させる働きを持つ交感神経が活発になります。
それにより常に体が休まることが出来ず、全身の筋肉も緊張状態になります。
これにより肩こりが強まり、吐き気が出る時もあります。
・血行不良
自律神経の乱れや筋肉の緊張により、血行不良がおこります。
血行不良が強まると、頭や脳に行く血流が妨げられます。
これにより脳や神経の活動が低下することにより吐き気を引き起こします。
・首や肩の筋肉の強い緊張
首や肩の筋肉の強い緊張が「緊張性頭痛」を引き起こし、それが原因で吐き気を催す事があります。
同様に「偏頭痛」が原因でも吐き気やめまいを引き起こす事もあります。
〇肩こりや吐き気に有効な手のツボ3選
・合谷(ごうこく)
合谷(ごうこく)は親指と人差し指の間の根元にあるツボで、様々な症状に対して効果があるツボです。
首から出てきた神経は肩や腕を通って手の方まで繋がっているため、合谷を刺激することで肩こりの緩和が期待できます。
また、合谷は東洋医学的には胃腸の働きの改善に効果があると言われており、吐き気に対しても効果が期待できます。
軽い力で3~5秒間押すのを3セット行いましょう。
・内関(ないかん)
内関(ないかん)は手首から指3本分の所で、手をグーに握ると浮かび上がる2本の腱の間にあるツボです。
合谷と同様に、刺激することにより肩こりの緩和が期待できます。
内関は車酔いの時の特効穴とされており、吐き気の改善にも効果が期待できます。
軽い力で押し、円を描くように刺激を入れます。
・労宮(ろうきゅう)
労宮は手のひらにあるツボです。
指を曲げた時に手のひらに中指が付くところに取ります。
首や肩のこりの緩和だけでなく、ストレスによる不眠、吐き気にも効果があります。
手のひらで刺激に繊細なため、強い刺激は避けてください。
反対側の親指を使い、軽い力でゆっくりと5秒間押すことを3セット行って下さい。
〇まとめ
今回のブログでは、肩こりと吐き気の原因と、手のツボを使った簡単なセルフケアをご紹介させて頂きました。
今回ご紹介したツボは全て手にあるため、お家やお仕事中でも比較的簡単にセルフケアにお使い頂けると思いますので、ぜひご活用頂けましたら幸いです。
しかし、セルフケアを続けてもなかなか改善が見られなかったり、症状が強まる場合は専門の医療機関を受診することが早期改善に繋がるケースは多いです。
体の不調があるときは、どうしても気持ちも不安になってしまいがちです。
まずはご相談だけでもご対応させて頂きますので、お気軽にご連絡下さいませ。
柔道整復師・鍼灸師 苗村拓哉
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