【電車で立っていると段々と腰が痛む方へ。気をつける事と対処法】

腰痛

⚪︎はじめに

「毎日毎日満員電車に揺られて腰が痛い・・・」

「座れたらいいけど、なかなかそうもいかない・・・」

通勤の時にこのような悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか?

私が住んでいる東京都では、朝のラッシュ時間帯では2分に1本の割合で電車が到着しますが、どの電車も満員でおしくらまんじゅう状態です。

乗るのも降りるのも一苦労で、実際に降りたくても人に押し込まれて降りる事ができなかったこともあります。

満員電車に乗っていると、真っ直ぐに立っているのが本当に難しいです。

特に腰に痛みがある時の満員電車は本当に辛く、一刻も早く目的地に着いてくれないかと願ったものです。

今回のブログでは、電車と腰痛の関係性についてブログを書かせて頂きました。

通勤の時間が少しでも快適なものになるように、お役に立てましたら幸いです。

⚪︎なぜ電車で立っていると腰痛になる?

極端な満員電車では、本当におしくらまんじゅうのような状態になり、まともに立っているのもやっとです。

そのような状態では腰だけでなく、身体の色々な場所に大きな負担がかかります。

身長が低い患者さんからは前の人に潰され、窒息しそうになったと伺ったこともあります。

しかし、極端な例は別としても、普通に電車で立っているだけでも腰が痛くなる方は実は少なくありません。

それにはさまざまな理由があると考えています。

・電車の揺れや慣性

電車に乗っていると、発車や停車、カーブを曲がるときなどに必ず揺れが発生します。

人は無意識に身体の位置を保とうとするため、揺れや慣性で身体が流される度、身体の様々な部分に負担がかかります。

・姿勢の乱れ

満員電車はもちろんですが、そんなに混んでいない電車だとしても真っ直ぐと立っているのは難しいです。

揺れなどの影響があるため、電車に乗っている際にはどちらかの足に体重がかかったいわゆる「片足立ち」になってしまう方が多いです。

それにより体のバランスが崩れます。

身体の土台である下半身のバランスが乱れることにより、腰痛に繋がります。

・扉やドア横の部分への寄りかかり

電車に乗っている時は不安定な状態になりやすいため、つい身体をどこかに預けてしまいたくなります。

実際に電車に乗ってみると、扉やドア横のスペースに寄りかかってスマホをいじっている方などをよく見ますよね。

体重の掛かり方も大きく偏りますし、一時的には楽でも身体にとっては大きな負担となります。

⚪︎電車で立っている時に意識した方が良いことは?

・なるべく両足に均等に体重をかける

これ、すごく難しいですよね笑

しかし、とても簡単に意識できて効果的です。

進行方向に対して平行に立っているとどうしても身体が流されてしまうため、進行方向と垂直に立つことにより体重を均等に掛けやすくなります。

・つま先をそろえる

体重を均等にかける事と共通します。

どちらかのつま先が開いていたりして揃っていないと、必ず体重が分散します。

そこに電車の揺れなどが加わることにより、更にアンバランスな状態になってしまいます。

これにより身体の歪みが強くなり、腰痛を引き起こします。

⚪︎自分でできる対処法

・手すりや吊革に掴まる

電車の中は不安定なため、手すりや吊革が色々な部分に設置されています。

それらをしっかりと活用する事で揺れ等による身体の負担を軽減する事が出来ます。

・カバンやバッグの見直し

片方の肩だけにかけるようなバッグなどは、不安定な電車の中では大きな負担となってしまいます。

特にノートパソコンを持ち歩いている方も多く、その場合重さもかなりある事が多いです。

満員電車+重い荷物の組み合わせは特に身体に大きな負担を強いるため、必ず避けるようにしましょう。

左右で均等に負担を軽減できるリュックなどを活用する事により、電車の中でバランスを保つのにも役立ちます。

・椅子に座る

Man sitting on a chair in a train.

不安定な電車内では、立っているよりも座っている方が身体にかかる負担は格段に軽減できます。

しかし、通勤時間帯の椅子は争奪戦です。

座りたくてもなかなか座る事ができないことも多いと思います。

少し早めの時間に出勤し、ゆとりを持ってゆったりと座るのもお身体のためにはとても良いと思います。

⚪︎まとめ

今回は電車と腰痛に関するブログについて書かせて頂きました。

長い方では、毎日何時間も電車に揺られている方も多いと思います。

今回書かせて頂いた注意点や対処法を行き来して行って頂き、少しでも腰痛が緩和しましたら幸いです。

しかし、なかなか腰痛が改善しない場合は専門の医療機関に受診することも大切です。

最後までお読み頂きありがとうございました。

柔道整復師・鍼灸師 苗村拓哉

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