【立ちっぱなしで腰がつらい!その原因と対処法】

腰痛

●はじめに

しばらく立ったたま仕事をしていると段々腰が痛くなってくる・・・。
長時間皿洗いをしていると腰がつらい・・・。

接客業など一日中立ちっぱなしでお仕事をされている方や、家事でどうしても長時間立った状態で何かをしなければならない主婦の方も多いと思います。

長時間立ったままで過ごすのは、腰が痛い人にとってはとてもお辛いですよね。

今回のブログでは、そのような方々に向けて、立ちっぱなしで腰が痛くなる原因とその対処法について書かせて頂きました。

ぜひ参考にして頂けましたら幸いです。

●立ちっぱなしと腰痛の関係性とは?

長時間同じ姿勢でいるのは、人間にとって大きなストレスです。

立ちっぱなしで腰が痛くなる主な原因には、筋肉の疲労や姿勢の歪み、血行不良などがあります。

【筋肉の疲労】

長時間立ちっぱなしでいると、腰や太もも、おしりの筋肉が常に活動している状態です。

特に、骨盤を支えて安定させる働きのある「中殿筋」が疲労することにより腰痛に繋がります。

【姿勢の歪み】

長時間立ちっぱなしでいると、だんだんと疲れてくるために姿勢が歪んできます。

猫背になってしまったり、まっすぐ立たずに片側に体重を載せてしまう方は結構多いのではないでしょうか?

筋肉の疲労による姿勢への影響もあります。

太ももの筋肉であるハムストリングが疲れてくると、足をまっすぐにしているのが辛くなります。

「ハムストリング」

すると、どうしても膝が曲がってしまい、猫背姿勢になりがちです。

猫背になることにより、腰には持続的に反る力が加わり続けます。

結果として腰の筋肉や関節に負担が加わることにより、痛みが出やすくなるのです。

【血行不良】


長時間動かずにいると、筋肉が伸びたり縮んだりしないため、全身をめぐる血液の流れが悪くなります。

特に立ちっぱなしでは重力の影響により下半身の循環が悪くなりやすく、冷えやむくみの原因にもなります。

血流が悪くなると筋肉の柔軟性は低下するため、腰やおしり、足の筋肉が硬くなります。

その結果、腰痛に繋がります。

●立ちっぱなしによる腰痛への対処法

【ストレッチ】

長時間の立ちっぱなしでは、特に下半身の筋肉が疲労し、硬くなります。

おしりや太もものストレッチを行うことにより、痛みの軽減が期待できます。

『おしりのストレッチ』

①仰向けに寝転がる

②片足だけあぐらをかくように、左足の外くるぶしを右の太ももの膝のあたりにのせる

③両手で右のひざ下を抱えるようにして、胸の方に引き寄せる

④左のおしりが伸びているのを感じながら、そのまま30秒間姿勢をキープする

⑤ゆっくりと足を戻し、反対側のおしりも同様に行う

『ハムストリングのストレッチ』

①椅子に浅く腰掛ける

②左足をまっすぐ伸ばし、つま先を立てる

③両手を太ももに添え、ゆっくりと身体を前に倒していく

④もも裏が伸びているのを感じながら、そのまま30秒間姿勢をキープする

【ゆっくりと入浴して血行を良くする】

Illustration of a woman taking a bubble bath

血行不良には、入浴がとても効果的です。

40℃のぬるめのお湯には、身体と心をリラックスさせる「副交感神経」を優位にしてくれる効果があります。

熱めのお風呂が好きな方も多いと思いますが、お湯の温度が42℃を超えると「交感神経」が刺激されて血圧が急激に上がり、心臓に負担をかける不安があります。

少し物足りなく感じたとしても、ぬるめのお湯に10分~15分程度ゆっくりとつかりましょう。

また、食事直後の入浴もあまりオススメしません。

お風呂につかると血液が体の表面に集中するため、胃腸の働きが悪くなってしまいます。

食後は自律神経の作用によりついウトウトとしてしまがちです。

浴槽で寝てしまうと重大な事故につながる可能性があるため、注意しましょう。

【立ち仕事中でも、定期的に体を動かす】

長時間同じ姿勢でいると、どうしても疲れにより身体のバランスや姿勢が崩れてしまいます。

立ち仕事中でも15分に1回ほど、周りを歩くのことにより、気分や身体がリセットされます。

スペースの都合などで歩くのが難しいのであれば、その場で足踏みをするだけでも構いません。

人間は長時間動かず同じ姿勢でいるとストレスを感じる生き物です。

ぜひお試しくださいね。

●まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。

今回のブログでは、立ちっぱなしにより起こる腰痛の原因とその対処法についてご紹介させて頂きました。

ぜひ、今回の対処法をご活用ください。

しかし、もし対処法を続けても痛みが一向に良くならなかったりする場合もございます。

そのような場合は別の原因が隠れていることもあるため、無理にがまんをせずにその時は専門の機関を受診してください。

今回のブログが腰痛でお悩みの方のお助けになりましたら幸いです。

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