【育児と家事で肩こりがつらい…30代主婦が知っておきたい解決策】

肩こり

はじめに

毎日育児や家事に追われている中で、「最近肩が重い…」と感じることはありませんか?
特に小さいお子さんを抱える30代のママにとって、肩こりは避けられない問題かもしれません。
今回は、肩こりに悩むママたちに向けて、その原因と解消法についてお話しします。

30代ママが肩こりに悩みやすい理由

30代になると、体力の衰えを少しずつ感じ始める頃。
それに加え、小さなお子さんを持つママは子供の抱っこやお世話に多くの時間を費やします。
これらの動作は、肩や首に大きな負担をかけ、肩こりの原因となることが多いです。

さらに、家事の合間にスマホやパソコンを使う機会が増えると自然と前かがみの姿勢が続き、肩こりを悪化させる要因になります。

肩こりの主な原因とその影響

育児による負担: 子供を長時間抱っこしたり、前かがみでお世話を続けたりすることで、肩や首に大きな負担がかかります。無意識に肩に力が入ることも多く、これが肩こりを引き起こします。

家事による負担: 掃除や洗濯、料理などの日常的な家事も肩に負担をかけます。特に高い場所の物を取る動作や、洗濯物を干す作業などは、肩こりを悪化させることがあります。

肩こりが及ぼす影響: 肩こりが続くと、頭痛やめまい、腕のしびれといった症状が現れることがあります。さらに、慢性的な痛みはストレスやイライラを引き起こし、育児や家事に対する意欲が低下することも考えられます。

自宅でできる簡単な肩こり解消法

忙しいママでもできる、簡単なストレッチや運動を取り入れて、肩こりを和らげましょう。

  • 肩甲骨回し: 両肩をゆっくりと前後に回すことで、肩甲骨周りの筋肉をほぐします。肩の血行が良くなり、こりが軽減されます。
  • 首のストレッチ: 首を左右にゆっくり倒し、深呼吸をしながらストレッチを行います。
    首から肩にかけての緊張を解きほぐすのに効果的です。

    ①左右の鎖骨の真ん中にある、胸骨を軽く押さえます。
    ②そのままゆっくりと上を向き、息を吐きながら首の前面の筋肉をゆっくりと伸ばしてください
    ③次に、左の鎖骨を軽く押さえ、息を吐きながら右斜め上を向くように首の左前面の筋肉をゆっくり伸ばしてください。
    ④左の鎖骨~肩の前面を軽く押さえ、肩と首を遠ざけるように息を吐きながらゆっくりと伸ばしてください。
    ⑤反対側も同様に行ってください。
    ※首の後ろ側に痛みが出たり、腕に痺れが出る場合は絶対に行わないでください。
    ※首は繊細な部分なので、勢いや反動をつけて行わないように注意してください。

生活習慣の改善で肩こり予防

日々の生活習慣を少し見直すだけで、肩こりの予防につながります。

  • 正しい姿勢を意識する: スマホやPCを使う際には、肩が前に出ないように姿勢を意識しましょう。背筋を伸ばし、肩甲骨を引き寄せるように心がけると、肩への負担が軽減されます。

  • 定期的な運動: ヨガやウォーキングを毎日のルーティンに取り入れることで、肩こりの予防が期待できます。一度に行う時間は短くても、継続して運動を続けることが大切です。

専門家に相談すべき症状

肩こりが長引く、または強い痛みや腕のしびれが続く場合は、無理をせずに専門家に相談しましょう。
特に痺れを伴うものは症状が重い事が多いです。

一般的に痺れの原因となるものに以下の様なものがあります。

• 頚椎症性神経根症:頚椎の椎間板が飛び出して脊髄神経や神経根を圧迫することで、腕や手指のしびれが生じます
• 胸郭出口症候群:首の付け根付近で神経が刺激を受け、腕から手指にかけてのしびれや脱力を引き起こします
• 肘部管症候群:肘で尺骨神経が刺激されることで、前腕や手指(特に薬指・小指)のしびれや痛みが発生します
• 手根管症候群:手関節で正中神経が刺激を受け、手指(主に母指から薬指)のしびれや痛みを生じさせます

他にも様々な原因で痺れは起こりますが、放置してしまうと治りづらいものが多く、日常生活に大きな影響が出てしまいます。

痺れだけでなく、左右で皮膚の感覚が違っていたり、筋力が落ちている場合には早めに治療を受ける事をおすすめします。

まとめ

最後に、育児や家事で忙しい毎日を送る中でも、自分自身のケアを忘れないでください。肩こりを放置してしまうと、心身ともに疲弊してしまいます。

今までたくさんの小さいお子さんを持つ方の治療をさせて頂きましたが、どうしても多忙で余裕がなくなってしまっている方が多いです。
特に現代社会では共働きのご家庭も多く、仕事と家庭の両立をされている方が大多数です。

少しでも自分のために時間を使い、身体の調子を整えることで、育児や家事にもっと前向きに取り組めるようになります。

あなたの健康が、家族全員の幸せにつながります。
今日からできることを少しずつ取り入れて、お身体と上手に付き合っていきましょう!

監修 柔道整復師 鍼灸師 苗村拓哉

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