慢性的な腰痛にコルセットは効果的?メリット・デメリットと使うべきタイミングを解説します

腰痛

●はじめに

つらい腰痛をなんとかしたい・・・。

仕事中の腰の痛みを少しでも軽減したい・・・。

子供の抱っこをするときの腰の痛みを少しでも楽に出来ないかしら・・・?

そのような様々な思いを日々考えておられる方は多いと思います。

薬局に行くと、腰痛対策のコルセットがズラリと並んでいますよね。

実際に患者さんからも、

「腰痛コルセットってつけたほうが良いの?」

「つけるとしてもどう使えばよいか分からない・・・。」

といったお声を頂戴します。

そこで今回は、腰痛コルセットの効果と、使うべき症状とタイミングについてブログを書かせて頂きました。

腰痛にお悩みで、腰痛コルセットを使う事を検討している方のお役に立てましたら幸いです。

●腰痛コルセットの効果とは?

なんとなくで腰痛コルセットを巻いてしまっている方も多いと思います。

腰痛コルセットにはこのような効果があります。

・腰椎を安定させる

腰には5つの骨、腰椎があります。

腰椎は縦に積み重なるようになっており、その横から神経が出ています。

コルセットを着けることで、腰椎が支えられて安定します。

・姿勢の改善

コルセットを着けることで、姿勢の改善も見込めます。

背中が丸まってしまう猫背姿勢の人は、コルセットを装着することにより背中が伸びます。

それにより腰の反りも軽減し、腰椎の負担が軽減します。

・筋肉や靭帯のサポート

腰の周囲には沢山の筋肉があります。

コルセットの装着により、腰椎や骨盤が安定することにより、筋肉の負担が減らすことが出来ます。

・炎症の軽減

腰椎や周囲の筋肉の負担が軽減されることにより、ぎっくり腰などの急性期に起きる筋肉や関節の炎症を抑える効果があります。

●腰痛コルセットのデメリット

・筋力の低下

長期間コルセットを着用することにより、筋力の低下が懸念されます。

ただし、2~4週間の短期間の着用であれば、筋力の低下はほとんど起こらないというデータもあります。

・精神的な依存性

腰痛コルセットを長期間着用することにより、外すことが怖くなってしまうケースがあります。

実際に患者さんに外すことをオススメしても、

「外したらまた痛くなってしまうのでは・・・?」

「着けていないとどうしても不安で・・・。」

といったお声を頂戴する事があります。

●コルセットはどのような時に使ったら良いの?

結論から言うと、ぎっくり腰など急性期にだけ使う事をオススメしています。

通常急性期の痛みは1~2週間で落ち着くため、その間だけ使うイメージです。

コルセットにはメリットもありますが、デメリットも存在します。

筋力低下や精神的な依存性などのデメリットが強くなるのは、長期間の着用の弊害です。

使うべきタイミングで正しく着用すれば、急性期の辛い痛みを軽減する大きな助けとなります。

痛みが落ち着いてきたら思い切って外す勇気を持ち、有効に活用しましょう。

●まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。

今回は腰痛コルセットのメリットとデメリット、使うべきタイミングについて書かせて頂きました。

どこでも手軽に手に入るからこそ、正しい使い方を知っておくことが大切です。

コルセットを着用するすることで安心感もあり、腰痛も軽減しますが根本的な改善にはつながる事はありません。

慢性的な腰痛に長い間お悩みの方は、無理に我慢せずに専門の医療機関を受診してみてくださいね。

今回のブログが腰痛でお悩みの方のお役に立てましたら幸いです。

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