【朝起きると腰が痛い方に送る、おすすめの寝具の選び方】

腰痛

⚫️はじめに

「朝起きると腰が痛くて動けない」

「寝返りを打つと腰が辛い」

「腰の痛みで夜中に目が覚めてしまう」

そんな声を患者さんからお聞きすることは多いです。

朝起きたばかりの時には体がまだスイッチが入り切っていないため、特に痛みを感じる方が多いと思います。

しかし、現代社会は忙しないです。

のんびりとしていたら、あっという間に出社時刻になってしまいます。

腰が痛いのを我慢しながら朝の準備をするのは、非常にお辛いですよね。

今回のブログでは、そんな方々へ向けて少しでも腰痛を軽減できる寝具の選び方についてブログを書かせて頂きました。

今回のブログが少しでも就寝中や寝起きの腰痛でお悩みの方のおやくに立てれば幸いです。

⚫️なぜ就寝中に腰が痛くなるのか?

就寝中に腰が痛くなるのにはさまざまな原因があります。

⚫️長時間同じ姿勢で居続けることにより、体の同じ部分に体重がかかり続けて血行不良を引き起こし、筋肉が固まることによって痛みが出る

⚫️仰向けに寝ることにより股関節が伸ばされ、その結果腰に反る力が加わり痛みを引き起こす

⚫️横向きに寝る場合、腕や足が捻れ、筋肉や腰椎に負担がかかるため

⚫️うつ伏せに寝る場合、枕により上半身が起こされるため、腰に反る負担がかかり痛みにつながる

寝起きの痛みの原因は?

朝の寝起きに腰が痛む方はとても多いと思います。

動き出すまでに時間がかかり、しばらくすると段々と楽になるケースも多いです。

車のエンジンをご想像ください。

車でどこかに出かける時に、キーを回してエンジンをかけて、いきなり発進する方はいないと思います。

エンジンが温まるまで少しの間時間をおき、徐々にアクセルを踏んでゆっくりとスタートする方が多いのでは無いでしょうか?

そうでないと車にも大きな負担となってしまいますよね。

人間も同じです。

夜寝ている時というのは、体の活動が一番低下した状態です。

活動時と比較すると脈拍や血圧も低く、体温も低下します。

その状態で朝起きて動き始めると、筋肉や関節はまだ柔軟性がないため、痛みを感じる方が多いのです。

朝起きて少し寝たまま体を動かしてあげると動き始めもスムーズになります。

⚫️腰への負担を減らせる寝具の選び方

・高反発と低反発ではどちらが良いのか?

極端にどちらかに特化したものよりは、中間程度の物をおすすめします。

高反発すぎると体重による体の沈み込みに反発してしまい、大きな負担となってしまいます。

逆に低反発すぎても、大きく身体が沈み込むことによって体の持つ曲線が必要以上に強くなり、腰にかかる負担が大きくなってしまいます。

中間程度の物を選択することにより、それぞれのメリットの部分を活かすことが出来ます。

一部分に体重が集中せず、分散させるようなマットレスがおすすめです。

・厚いものと薄いものはどちらが良い?

腰痛の方には、厚めのマットレスをおすすめしています。

これは、薄すぎる物だと体重による沈み込みが少なく、負担が大きいためです。

しかし、厚めでも柔らかすぎるものは逆に沈み込みが強くなり、背骨の自然なカーブが崩れてしまうため、適度な硬さのものがおすすめです。

・実際に選ぶときの方法は?

寝具は人によって好みの差が大きいものです。

体重や身長、体格などによっても適した寝具は大きく異なります。

そのため、実際に寝ることが出来る販売店へ行き、いろいろな寝具を試すことを推奨しております。

仰向けで試すだけでなく、寝返りなども打ちながら自分が一番リラックスできる寝具を選ぶことにより失敗が少なくなると思います。

枕も使い、実際の寝る環境に近づけて試すことが重要です。

⚫️まとめ

今回のブログでは寝起きに腰が痛みやすい原因と、その対策としておすすめの寝具について書かせて頂きました。

寝具を変えてみても、なかなか腰痛が緩和しない方には、隠れた他の原因がある場合もございます。

そのような時には無理に我慢をせずに、一度専門の医療機関を受診することが重要です。

就寝中や寝起きの腰痛にお悩みの方のお役に立てましたら幸いです。

柔道整復師・鍼灸師 苗村拓哉

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